刹那のうた 番外編 ~しるし~

作者レイ

自分の立っている位置が不安定すぎて



自分の存在を自信もって表せなかった






何かを守っている事で存在を示したかった




だけど





自分を守る術を知らなかった




指にはめ込んだ しるし を守り通すことだけが






唯一 自分が立てていることを感じる








証だったんだ―・・・








『枯末  俺を 愛してくれて   ありがとう』