草原の歌(ちょびちょび更新中)

作者千華

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 身体から発せられる無数の糸を武器に、


 我等一族は何百年の間も生き永らえてきた――



 その超人的な能力を恐れられて、


 我等は「糸使い」としてなりを潜めてきた――






 「どうなろうが俺の知ったことではないな」





  本家 霞(かすみ)一族 五男坊、




  そう、あいつが生まれるまでは―――――