君と私の花と星

作者ももエビ9

「シュー....シュー....」


規則正しく動く人工呼吸器の音。


『悠...ずっとずっと.....一緒だからね。』

私は、そうつぶやいた。


彼の手が弱々しく私の手を握り返してくれると同時に、私が初めて見る彼の最初で最後の涙が彼の目から一筋こぼれ落ちる。


「ピーーーー・・・」


空気を読まない心電図が音程一つ変らない音が部屋中に響き渡る。


ほりうち ゆうせい

 堀内   悠星 23歳


「午後7:25 ご臨終です....。」



私のこの恋は、彼がいなくても私もいなくなったとしても、永遠に終わらない。