ミノルとミノル
彼女サイドのお話と聞いて、ドキドキ
しながら読ませていただきました。

登場人物全員、形は違うけれども、
全員が愛に溢れていました。
お互いがお互いを愛しているのに
それがうまく伝わらないもどかしさ。
それによって、どこかが、何かが
狂っていってしまう、悲しさ…。

哀しい愛の姿を、淡々とした口調
で語り、最後には謎を残したまま
お話は終わります。

でも。

出来ることなら、今度は幸せな
愛になってほしい。
哀しい輪廻を繰り返さないでほしい。
そう願わずには居られません。