- 最終更新日
- 2010/07/08
- 作品公開日
- 2009/07/27
- ページ数
- 完結 56ページ
- 文字数
- 6,089文字
シェア
作品スタンプ・シーン
まだ作品スタンプ・シーンがありません
作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- まさーき
いびつな愛 ストーカー男の独白で綴られるお話。 小説というよりも、ラジオドラマに近い構成です。 目に映るというより、耳に残る感じ。 余韻に浸れます。 とても味のある作品です。 ただし、「」の前に句読点があったり、カタカナが半角だったりと、読みづらい箇所がいくつかあるのが残念でした。 アイディアは素晴らしいのに技法が悪くて読者を掴めない、非常にもったいないという印象を持ちました。
- 流星
ストーカーの軌跡 ストーカー=一方的な悪。 被害者=ストーカーに付きまとわれる隙がある。 ・・・そんな先入観を抱いていました。 ですが、ストーカーの被害者と加害者は、元は恋人同士だった場合が多い。 それも現実です。 なのにどうして、犯罪の被害者と加害者とになってしまうのか? あんなに好き合っていた二人が、いつしか避け合い、憎み合う結果に・・・。 この作品でもそうでしたが、イノリとミノル、互いを必要とし合っていたはずの二人に。 徐々に隙間が生じ、心も離れて・・・。 しかしそのまま消滅には至らず、不完全なままの交流を続けているうちに、拉致監禁という最悪の結果を迎えます。 もうちょっと互いに歩み寄れば、絶対に理解し合えたはずなのに。 わずかなボタンの掛け違えで、犯罪の被害者と加害者へとなってしまうのです。 その感情の揺れと状況の変化が、決め細やかに描かれています。 ストーカー=完全悪というレッテルを横に置いて、以前は恋人だったことを思い出し。 徐々に追い詰められていく悲劇を読み進めていくと、非常に考えさせられる作品です。
- 餅田
それは…愛し過ぎたという罪 宣伝ありがとうございました! 読ませていただきましたので感想を´`● 物語の始まり方が好きです。 こういうダークな小説はあまり読まないのですが、表紙を開くとどんどん惹き込まれてしまって、結局『Mother』も一気読みしてしまいました。 男の語りでストーリーが綴られているのもよかったです。 これが語りではなく、状況が細かい描写で書かれていたらたぶん読めませんでした…(´・ω・`)こわくて。 恐い、切ない、哀しい…、様々な感情がわたしの中でぐるぐる廻っています。 読者の感情を動かす小説が書けるのはすごいことだと思います。 ただ、余計なところにハテナがあったり(『どこか?妖艶で麗姿』など。いらないと思います)、改行が少し多いような…と気になるところも。 あくまでわたし個人の意見ですが! (改行は読みやすいっちゃ読みやすいんですノ∀`汗)