作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- まさーき
いびつな愛
ストーカー男の独白で綴られるお話。
小説というよりも、ラジオドラマに近い構成です。
目に映るというより、耳に残る感じ。
余韻に浸れます。
とても味のある作品です。
ただし、「」の前に句読点があったり、カタカナが半角だったりと、読みづらい箇所がいくつかあるのが残念でした。
アイディアは素晴らしいのに技法が悪くて読者を掴めない、非常にもったいないという印象を持ちました。 - 流星
ストーカーの軌跡
ストーカー=一方的な悪。
被害者=ストーカーに付きまとわれる隙がある。
・・・そんな先入観を抱いていました。
ですが、ストーカーの被害者と加害者は、元は恋人同士だった場合が多い。
それも現実です。
なのにどうして、犯罪の被害者と加害者とになってしまうのか?
あんなに好き合っていた二人が、いつしか避け合い、憎み合う結果に・・・。
この作品でもそうでしたが、イノリとミノル、互いを必要とし合っていたはずの二人に。
徐々に隙間が生じ、心も離れて・・・。
しかしそのまま消滅には至らず、不完全なままの交流を続けているうちに、拉致監禁という最悪の結果を迎えます。
もうちょっと互いに歩み寄れば、絶対に理解し合えたはずなのに。
わずかなボタンの掛け違えで、犯罪の被害者と加害者へとなってしまうのです。
その感情の揺れと状況の変化が、決め細やかに描かれています。
ストーカー=完全悪というレッテルを横に置いて、以前は恋人だったことを思い出し。
徐々に追い詰められていく悲劇を読み進めていくと、非常に考えさせられる作品です。 - 餅田
それは…愛し過ぎたという罪
宣伝ありがとうございました!
読ませていただきましたので感想を´`●
物語の始まり方が好きです。
こういうダークな小説はあまり読まないのですが、表紙を開くとどんどん惹き込まれてしまって、結局『Mother』も一気読みしてしまいました。
男の語りでストーリーが綴られているのもよかったです。
これが語りではなく、状況が細かい描写で書かれていたらたぶん読めませんでした…(´・ω・`)こわくて。
恐い、切ない、哀しい…、様々な感情がわたしの中でぐるぐる廻っています。
読者の感情を動かす小説が書けるのはすごいことだと思います。
ただ、余計なところにハテナがあったり(『どこか?妖艶で麗姿』など。いらないと思います)、改行が少し多いような…と気になるところも。
あくまでわたし個人の意見ですが!
(改行は読みやすいっちゃ読みやすいんですノ∀`汗) - 涼音
純粋すぎた男の狂気
ストーキング、監禁。これらの行為により男は犯罪者となり警察に捕まった。
たしかにこの行為は罪であるけれど、彼はただ純粋に彼女を愛していただけなんですよね。
私はその愛し方に恐怖を感じましたが、彼が間違っているとは言えません。
この物語はもしかしたら誰の身にも起こりうることではないでしょうか。
とても考えさせられます。ぜひ読んでみてください。 - NAO
歪み
うまくいっていたはずの恋人同士。
片方の好きが実った瞬間、互いの気持ちが交錯しはじめ、二人で新たな好きを作りださなければならないはずなのに、主人公は、最後まで、自分の「好き」だけを信じてきたのでしょうね。
それが、二人の気持ちにズレを生じさせ、最終的には、主人公の「好き」すらも歪ませてしまった。
でも、でも、自分で命を絶ってしまうのは許せません。
けれど、この無情な結果が、やはり、主人公は一方的な「好き」という気持ちを貫いただけだという事実を、より、感じることができました。 - 有希
寂しく辛いけど愛おしい恋
寂しい恋愛。
辛くて寂しい恋愛。
すごく深いお話だと思います。
50pほどなんですが
すごく考えさせられます。
でも恋愛って自分を見失うとこあると思います。
すごく辛く愛おしく感じました。
そして話しに吸い込まれました★
すごくさらさらっと読めました(^O^)/ - のん
愛し方
人それぞれの愛し方
ただ自分にとってその人の幸せを願いたいだけのに
そんな想いが伝わってきました
普通にテレビで見てるようなことなのに
気付いたら泣いてる自分がいました - 珊瑚島
愛するということ。
ストーキング。
拉致。
「狂った愛」とされるであろう、それらの行為。
だがなぜだろう。この小説は、そんな一般論を否定したくなる「何か」があるのだ。
彼の行動は果たして間違っていたのか。
彼の愛は狂っていたのか。
私は結論を出すことができませんでした。
今度はあなたが、読んで考えてみてください。 - 奏
怖いのに。
歪みすぎた愛に恐怖を覚えるはずなのに。
どこか心に響いてきました。
色々考えさせられるお話でした。
愛しすぎることへの切なさが、苦しくて切なかったです。
本当凄かったです!! - 伊吹えみ
悲しい…
愛、ってよく分からないなぁ
そう思いました。
愛一つで人は幸せになるし、一歩間違えば苦になる。
そんなことを色々考えさせられる作品でした - 清乃
「私のこと、アナタはどれくらい好き?」
愛の重さ、愛の大きさ、
どう表せばいい?
センチやキロみたいに単位でもあれば楽なのに。
ミュージシャンのごとく甘い言葉を降らせればいい?
夜景のきれいな高級レストランの一等席を予約すればいい?
それとも指輪? 洋服はどうかな? 車? ブランドもののバッグ?
世界の中心で愛を叫べば信じてくれる?
都会のビルの電光掲示板に君の名前とアイシテル、はどう?
彼は
いっぱいいっぱい考えたと思う。
彼女が好きだから。
だけど自分は彼女ではないから結局分からなかった。分からないから最後は自分のしたいことをした。
世間的にそれは「犯罪」として警察に捕まった。
けれど私は思うのだ。
彼女はきっと最後には喜んでいると。
彼の一世一代の愛情表現に。
現実に十分あり得ることだけに実にリアルな物語であった。 - らくだ
哀しい愛
ストーキングという言葉が嫌な気持ち悪いものを連想させて、ホラーのような話なのかと思いましたが、読んでみると、哀しい愛の物語でした。
愛し過ぎると異常なことをしてしまうのか、本当に愛していればそれを許せるのか。そんなことを考えさせられました。
おすすめです。 - 千蓮
浸透していく
男の独白によりシュールに展開される物語。静かに、でも、着実に。心の中に浸透していくようでした。
もしかしたら、愛とは強情で、我が儘なもので。私達は、それを理性で抑制しているだけなのかもしれません。
愛し過ぎたという罪。深く考えさせられる作品でした。 - 水色玲音
狂った愛
怖かったです。
犯罪者の心理って、こんな感じでしょうね。
根本が愛なので、余計ゾッとしました。
彼女sideも読んでみます! - 英里
愛と狂気
彼女を想う気持ちが徐々に歪んでいく姿は実にリアルで怖さを感じました。
自分の命が短いと知った時。
どうしょうもなく
愛する人のそばにいたいと思った時。
誰にだってこういう行動をとる可能性はあるんじゃあないか?と考えさせられました。
真っ直ぐすぎるが故の愛の歪みが、痛いほど胸に伝わって来ます。ぜひ一読を! - あびぃ
狂気と哀しみ
時にホラーかと思う程怖くなり、愛するが故の哀しさを感じました。
描写などはなく、会話だけで淡々と語られてゆくのに物語の背景が浮かび、分かりやすく伝わってきました。
彼女はいったい何を思っていたのでしょう。是非彼女サイドも合わせて読みたいと思います。 - 緑
愛と狂気
愛、ですか。
お互いがお互いを想い合ったために生んだ悲劇。
淡々と語る文章が、より悲しみを感じさせます。
逆にこういう内容だったからこそ、文とマッチしていたのかもしれません。
素敵な作品、ありがとうございました。 - えみ
哀しい愛
ただ愛しているだけなのに。
ただ幸せを望むだけなのに。
純粋すぎる想いが怖いほど歪んでいくのが哀しかったです。
もしもお互いの気持ちがもっと真っ直ぐに伝わっていたら、とても幸せになれたのに……。 - 夜羽愛花
愛の形
世の中にはいろんな愛の形があります。
美しいもの。
歪んでしまったもの様々です。
でも、どちらも愛には変わりありません。
この作品では歪んだ愛が描かれています。
愛するが故に、相手に執着してしまう。
主人公に共感はできませんが、理解はできてしまいます。
一途な気持ちが歪んでしまった悲しさ。
繋がらなかった想い。
そこから生まれた主人公の罪。
いろいろ考えさせられる話だと思います。 - 荒熊タスク
交わることのない愛
愛する気持ちが強すぎるが故に、すれ違ってゆく二人……
残酷な運命に翻弄された恋人たちの悲劇は、どこか「ロミオとジュリエット」を思いおこさせます。