NAO

歪み
うまくいっていたはずの恋人同士。
片方の好きが実った瞬間、互いの気持ちが交錯しはじめ、二人で新たな好きを作りださなければならないはずなのに、主人公は、最後まで、自分の「好き」だけを信じてきたのでしょうね。
それが、二人の気持ちにズレを生じさせ、最終的には、主人公の「好き」すらも歪ませてしまった。

でも、でも、自分で命を絶ってしまうのは許せません。

けれど、この無情な結果が、やはり、主人公は一方的な「好き」という気持ちを貫いただけだという事実を、より、感じることができました。