白い空間で出会った少年と少女、彼らの出会いは不思議で、暖かくて、残酷で、悲しくて……
白い空間に私はいた。
思い出せるのは、自分の名前だけ。
右も左もわからない私はそこで一人の男の子と出会う。
男の子と話していくうちに、この世界のこと、そして私のことが少しずつわかってきた。ここは――
そんな不思議なお話を、貴方に。