『水色のきみへ』

作者夏歩

愛する人を失い傷ついた心に差し伸べられる様々な人の想い。何を信じ誰を愛せば幸せなのか‥分からなくなったとき読んでみてください‥




  ねぇ 憶えてる?



  あの日も

  こんな雨が降っていたね



  雨がいつも

  二人を近づけてくれたね



  ねぇ きみは

  あの日の虹にどんな

  願い事をしたのかな‥



  わたしは願い事なんて無かった


  だっていつも

  きみが側にいて

  叶えられていたから‥。




  ホラ 今日も空から

  また雨が落ちてくる



  あの日の虹に

  願いをかけていたら


  今もきみと一緒に

  居られたのかなぁ‥?




  ねぇ でもね

  今でも信じてるんだよ



  きみと いつかまたどこかで

  逢えることを



  ずっと、ずっとね‥。












・kaho・