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ナクシタ キオクノ


    

ウマル バショ。





―――私、ここにいた。



――たぶん、きみもいた。




   

 



「悟さんと私が出会ったのって運命ですよね?」



「は?ちが…」




「違うとか言わせませんから」(真顔)




「え、怖いんですけど…」





ピンヒールを履いて山をさまよっていた女の子が出会ったのは、カゴを背負った運命(?)の相手。