偉大 幼い 無謀。そんな言葉が糸になって縛り付ける。追う為に命を天秤に掛けて渡る扉。真実に近づいていく。その過去は、あの日常はここに。
天使は、この空を飛ぶ
片翼ない天使、ヴァーズ・ドルチェ
魔を操りし天使、ゼミルス・グロー
堕ちる者、悲しむ者、愛す者。
天界と現世の狭間で、また一つ、翼が落ちる
君たちが死んで
僕らが生きる
もしも僕に、完全な翼が在ったら。
もしも僕が、人間だったら
中途半端な天使なんて、要らなかったんだ