雨が降る中傘もささず、校門の前に立っている少女。
部活が中止になったため帰路についていた学生たちは、まるでそこに誰もいないかのように少女の横を通り過ぎていく。
少女もそれを気にすることなく、ただただ、校舎のほうを一心に見つめていた。
5月21日書き始め。