ひうぜ

2008年6月14日

★哀詩のような美しさ
◆哀詩のような文調が、寂々とした物語に巧まざる美しさを添えているように感じます。
奇先法や、探求心をあおる謎の提示など、読者を楽しませる工夫も見え、高い構成力がうかがえました。
筆法に関しては受け手の想像力に依存している節があり、語彙力いま一歩という感は否めませんでした。
愁然たる雰囲気が美しい、古拙な作品だと思います。
妄言多謝。