ある魔女の確信犯な落とし物

作者葡萄酒

ブラックで不思議なそんな愉快なファンタジーはいかがですか?


ある日俺は、空飛ぶ何かが落としたブレスレットを拾った。



綺麗なガラス玉には黄緑色の液体が揺れ動く。




『拾ったのは、あなたでしたか』




コンクリートの道路にこの世のものとは思えない歪な文字が浮き上がる。



そんな絵の中心から、ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべた不思議な格好の女の子が俺の前に現れた。



『"三須藤 敦"、ね♪

これからよろしく!!』





この状況を理解できる奴を求む。