『 先輩 』
そう呼ぶと、先輩は
くしゃっとした笑顔になる。
その顔を見ると、
胸がドキッとはねて
嬉しかったり、悲しかったり。
『私に、構わないで下さい』
変なところで強がって
すれちがって、後悔した。
泣いたって、何したって、
その思い出は消えなくて。
そんな日々は、一生に一度の
宝物でした