大島なるみ

さよなら、が繋いだもの
タイトル・流れ的には、悲恋を連想させますが、
二人が出会ったキッカケが、『さよなら』を越え、また二人を繋いでくれたのだ、と思います。

お互いに惹かれ合いながらも、それでも一緒には居られなかった二人。
でも、一緒には居られなくても、お互いに唯一無二の存在として
常にあったのではないかと思いました。

成就するだけが、恋の全てではないし、
初めから叶わない恋もあるけれど、
想う気持ちに無駄な事なんてない。
その想いが、この作品のラストのように、
新たな関係へと繋いでいくのだと感じました。


また、BGMにはPAMELAHの『許されない恋』が、
しっくり来るな、と思えた作品です。


恋の切なさ、歯痒さが良く伝わってくるので、
恋に臆病になっている方に、お薦めしたいです!