透明の海底

作者朱羽

退屈な海の王子


孤独な一人の少女



そんな二人がある日、ある海の浜辺で出合いました。


種族の壁

身分の壁



「私は貴方を好きになってはいけないの……?」



決して結ばれてはいけない二人の小指には赤い糸は存在しません──。



「でも……好きだから……」





名前も知らない二人が生み出す、ちょっとほろ苦い禁断の恋ストーリー───