この先、

巡り合うことのない

人だと思っていた。


私の人生に

関わることのない人だと。


何年もの月日を越えて

いくつもの傷みを抱えて知って

また彼と出会った。



そして彼は隣でこう囁く、

「愛してるよ、この先もお前だけを」


痛いほどに私を抱きしめ

想いを噛み締めながら―




ノンフィクション