“柚月すまないな。
こんな形で別れは
したくなかったんだがな”
力なく微笑む父は
血だらけで私を
かばって戦っていた
母親と父親は私を見て
言葉を授けたんだ。
“柚月。
良く聞きなさい。
貴方がどうしても
助けて欲しい時だけ
にこういうのよ。”
―――汝とそなたは
地球を動かす力を持つ
汝とそなたは破壊者
-destruction peopleー
である……
母は力なく最後の力を
振り絞り私の目を触り
“ごめんなさいね。
私が貴方を生んで
しまったからこんなに
辛い目に合わせて
しまったのよね。
せめてもの償いとして
私の力をあげるわ。
そして、鈴歌も。
柚月。忘れちゃだめよ。
願いはいつでも
持っていなさい”
例え。私達が
人間じゃなくても
例え。私達が人間界
で認められなくても
生きていこうね。
------柚月と空-----
どんな事があっても…
空は私を愛せる??