夢の続きを見るために。

作者未知

「天使みたいだね」そう言われたあの日から、少しだけ自分の名前が好きになった。あたし→美羽運命とも呼べる出会いをしました。

あたしはずっと自分の名前が嫌いだった。


でもね。


「天使みたいだね。」


雲1つない真っ青な空のような心を持った君たちにそう言われたあの時から。


なんだか少しずつ、自分の名前が好きになった気がするんだ。


美羽(みはね)

17才

高校最後の夏


あたしは君たちに出会い、優しい笑顔に触れ、悲鳴のような涙を見て、羨ましいくらい純粋な心を感じた。


そして、はじめて『生きる』って意味を知った気がする。


ありがとう。空(くう)ちゃん。


ありがとう。三太(さんた)くん。


大好きだよ。

君たちに出会えて、あたしは運命に感謝する。


本当に。

本当にありがとう。