桜に恋するある夏の日...

作者てるちゃん


春の陽だまり。


一人の少年に出会った。


どこか淋しそうな彼は私の目を見てほんのちょっと



     微笑んだ気がした。




その瞬間から私はきっと

彼に恋をしていたんだと思う。



運命とかそういうの信じたことなんて一度も無かった。

けどね、この時だけは信じてみてもいいかなぁ。

って、そう思うことが出来たんだ。






ねぇ、君は覚えていますか?




私たちが出逢ったこと、

間違えてなんかなかったよね?




...これでよかったんだよね?