残されたわずかな時間の中で、彼女は運命を受けとめ、最後の夢を追う。その時、僕ができることなど何もなかった。ただ、彼女の奏でるメロディーに心うたれていた。
きこえてくるよ。
いつまでも。
最後の旋律は、僕だけが知っている。
他の何を聞き逃しても、キミの音だけは心に刻み込むから。
いつまでも、きこえてくるよ。