ある日を境に不思議な夢を見るようになる少女、涙香。ある日から人の命を奪うようになる少年、香輝。この2人の過去と運命を描くストーリー。
『うう…うえ~ん。ヒック…』
泣いている、あたしがいた。
『どうしたの?大丈夫?』
心配してくれる、君がいた。
『あなったは…だれ?ヒック。』
問うあたし。
『涙香(るいか)の味方だよ。』
笑顔で答える君。
『みっかた?なんで名前しってるの?』
『涙香のことが好きだからだよ。』
そんな彼の周りに、
シャボン玉がとんでいた。