冷たい眼の裏切り者

作者




『もう、や、止めてくれよ…』


『ふ…ふ…ふ…』



『ぎゃあ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁ…』



『ち、つまんねー』



あたしがはじめて、先輩を見た日、先輩の周りが、血の海…いや、この世のものとは思えない地獄だった。


そして、白い肌に綺麗な銀髪が一部赤く染め上げられていた。とても、冷たい眼をしていた。