生まれた環境が創った悲しい運命に逆らいながら幸せを願ったアニス・コールマンとレイフ・ディズティ。
彼らの死後、残された一人息子のニーザ・ディズティは旧貴族の家柄と莫大な遺産と継いだが、それにより彼も悲しい運命を背負うことになる。
そんな彼に両親が遺したものは古びたノートと一枚の絵。そこに描かれていた『水晶の国』。ニーザは運命を変えるために『水晶の国』を求めて旅に出た。