彼女に声を掛けたのは、
ほんの些細なきっかけだった。
「もし良かったら――」
鈍感♂×天然♀
―――……
「どうしよう」
「何が?」
「オレ、こいつらがこれ以上進展するとか、到底思えない」
「それはもう、どんと任せるしかないよ。……成り行きに」
「成り行きにかよ!」
爽やか青春小説。
2011.8.17~