想いの欠片

作者優華


貴方と別れたときは、心が痛んだ。


だけど、つくづく思うんだ。


“私じゃぁ、貴方には不釣合いだ…。”


なんて、当然のコトを。


だって、貴方は最初から私なんて見ていないでしょ?


いつも、見ない振りをしていたよ。


そんな私に、貴方は気付くコトも、無かったよね。


あぁ、心に雨が降り注ぐ。


決して、止むことの無い、雨が…――。