「エメはね、クラリサと
ずーっといっしょなの」
それは一人のお針子の
日常から始まった。
少女はある日、
不思議な雨の降る森の中で
緑に輝く美しい幼子を見つける。
放って置けず少女は思わず
その子を連れ帰ってしまうのだが――。
妖精と少女が紡ぐ暖かな物語。