「…さあ、最悪を始めよう」僕の頭のなかで響いたその声は、面白がっているようで僕の心を惑わせる。
いったい何時から彼(あるいは彼女)が話だしたか思い出せないけれど、それが僕にしか聞こえないのは本当らしい。いったい僕に何を伝えたいのか、何が起こるのか…否、何が起こっているのか。彼の名前はコシュマール。悪夢という名の現実。非現実的ダークファンタジー。