淋しがり屋のうさぎさん

作者蝶々

好きになんてなりたくなかった。

それなのに
彼は私を捕らえて乱す

彼は
人一倍、愛に飢えていた




ほっとけなくて


目を離したらいなくなりそうで



いつの間にかしてた





「そばに、いて?」


「はい?」





人一倍しがり屋で


人一倍に飢えていた




「俺が寝るまで寝ちゃダメだよ」




彼はそう言って私の手を握った