恋人の妹である凛は、僕への恋心を募らせていた。
彼女の夢の世界は完結し、僕とさきは液晶の向うに存在する凛の世界を知る。
夢の世界へ閉じ込められ、命を落とした凛の世界は、やがて僕の夢の世界と混同していく。
悪夢に悩まされる僕に、精神科医の男は言う。
『彼女は助けを求めている。』