――それはとある一人の幼い少女のお話。
世界が一瞬にして白黒に変化する。
幼い少女の目に映るのは色の無いつまらない世界。
今、目の前にあるこの現実は一体なんだろう?
私は何故、生まれて、生きてきたのだろう。
時間が過ぎていくにつれ比例のように周りには誰も居なくなった。
友達も親も皆、居なくなった。
一人、誰にも縛られずただ生きる彼女はいつしかこう呼ばれるようになった。
「気まぐれな猫」と――
プロローグ
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高校生 恋愛 不良 族 猫 狼
一匹の子猫と銀色の狼