毒舌王子と憂鬱少女

作者凛音

そんなあなたがきなんだから、どうしようもないじゃない。





―――愛してる?って聞かれて素直に頷けるほど、


人を愛したことがなかった。



なのに、


「勘違いじゃないから自惚れてもいいよ」



なんて、そんなの意地悪でずるすぎる。