三年前。


学校の体育の時間。バスケをやっていた。


その中で一人の男が周りよりずば抜けてうまかったらしく、いっちょまえに目立っちゃってムカついてた。


自分より目立ってンじゃねぇよハゲッッ!!


おれっちはその男の人気ぶりをぶち壊してやろうとそいつに勝負を挑んだ。


結果は………






12対2 ……で








負けた………。





「負ける」事が初めてだったおれっちは屈辱だった。



ムカつく。


おれっちより強いからって…。


でもそれ以上に


自分があっさり負けたのにむかついた。



甘かったんだ。




もう二度と負けたくないと思った。



だから決めた。



"いつかぜってぃかってやる!!"



その日からずっと二度と負けないように練習した。