[nuclear]核の、原子核の、核兵器の
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東京で一人暮らしをはじめた大学生のアメリ。
思っていることを人に伝えるのが苦手で、あきらめも早い。
そんなとき、人数合わせで参加した合コンで出会ったのが森崎直冬だった。
共に合コンの雰囲気になじめなかった二人は、結局一緒に逃げるように帰る。
もう会うことはないだろうと思っていたアメリだったが、ある日ひょんなタイミングで直冬と再会する。
会話もないし何も特別なことはしてないのに、東京に来て初めて心が落ち着いた気がした。
以後直冬の家にいりびたるようになるアメリ。
直冬といると一番落ち着くから。
しかしだんだんと直冬がおかしくなっていって
私たちの道は、完全にゆがんだ。
新しい愛のかたちと、
ゆがみ。