ねね

かわいい恋
主人公の千尋那は、電車通学で一緒になる男の子に片想いをしている。
ある日、ハンカチを落とした事から彼との距離が急接近して行き――。


こんな時代あったよなー。
なんて思わせてくれる作品でした。
彼が携帯をいじっていれば相手は誰?と思うし、ほんの少しでも手が触れればドキドキする。
主人公の気持ちがいじらしくて応援したくなりました。

表現の仕方も一つ一つ丁寧で、読みやすかったです。
”伏せた瞳に鼓動が高鳴る”の表現、すごく素敵でした。

ただ一つ気になった箇所があります。
友達のとっこちゃんとの会話ですが、会話文の合間合間に”――と彼女はあたしを見る”や、”――と、嬉しそうな顔をする”というように一旦区切っている箇所が見受けられました。
分かりやすくて良いのですが、それをすると会話の流れがやや止まったように感じられます。その点を直すともっと良くなると思います。

ごちゃごちゃとすみません。

素敵な作品ありがとうございました。
これからも頑張ってください。