君はボクの世界の中心

作者綾香



小さな街に、あたしは一人。


逃げることは許されない。


そんなあたしの前に現われたのは


この街一番の不良。



― 俺が助けてやるよ ―



君のその大きくて優しい手は


あたしの光であり、全て。



あたしにはこの街が世界でした。


【未完】