曾根崎心中 花の便り

作者櫂妃

 

 

 

此の世のなごり

夜もなごり

死にに行く身をたとふれば

あだしが原の道の霜

一足づゝに消えて行く

夢の夢こそ哀れなれ

  

━近松門左衛門「曾根崎心中」より

 

 

 

▼曾根崎心中を元にしたオリジナルです。時代背景、設定等忠実ではありません