日だまり。僕は何度でも君に恋をする

作者ちほみ

妻が人を殺した。だから僕は妻の記憶を消した。例え妻が僕を思い出さなくとも、僕と君が過ごした日は日だまりの日々。

不思議ないまわしい力。

僕には記憶を消す力がある。

その日、妻が人を殺した。だから僕は妻や警察の記憶を消した。


だが、ある日妻は僕のことも忘れた。


春夏秋冬

例え君がもう思い出さなくとも、僕と君とが一緒に過ごした日々。


優しいが冴えない夫を、暖かな包容力で、包む妻

2人が共に過ごした日々

それは日だまりな場所。