あたしの心には
いつも雨が降っていた
父親に弄ばれるだけの
この“悪夢”は
いつ終わりを告げるのだろうか
心の空で降り続いている雨は
いつ止むのだろうか
今日もあたしの腰に手を置き
必死に腰を動かす父親を横目に
そんな日が来るのを
ただひたすら願っていた
無力なあたしには
そうすることしかできなかった…―――