「おはよう、雛歌さん」
「おはようございます、雪那先輩!」
「おっはー! 雛歌~!」
皆が私に話し掛けてくる。
それに対して私も返事をする。
「おはよう、皆」
にこにこと笑いながら、
自分の『表』の部分を出す。
何で表と裏があるかって?
そんなの決まってるじゃない。
使い分けて、私の奴隷を作る為よ。
……あぁ、今の私が普通の時の私。
まぁ、『裏』でも何でも好きなように呼べば良いわ。
そう言う事で、私は奴隷を集める事にしている。
でも、身近な人は私の本性を出せないから、
あまり知らない人の方が奴隷にしやすいのよねー。
それに、男!
男は私の話にすぐ乗ってくるから、
騙しやすいのよ。
「……あら、今日は転校生が来るのね」
丁度良いタイミングね。
じゃあ、散々コキ使いましょうか。