日々に絶望している如月和桜、その彼女の前に現れたのは人々から独立した一匹オオカミの、長岡碧大__2人の出会いは必然かそれとも偶然なのか___?
『たすけて!』
目の前は
赤い炎と黒煙だった
叫ぶ声は虚しく
黒煙に吸い込まれた
頭がクラクラして
その場に崩れ落ちた時
瓦礫の間から伸びたのは
大きくってあったかい
君の『すくいのて』だった