きたみ まゆ
純粋
心に暗い傷を持つふたりが偶然出会い、自然と惹かれあっていく姿がとても素敵でした。
渇いた壱の心に、愛の素直な『ありがとう』の言葉が響いて打ち解けていくシーンが印象的でした。
夜を舞台にした純粋なふたりの愛に心が暖かくなる小説です。
ここからは個人的な感想ですが、
ストーリーや設定が大人の雰囲気だったので、会話中の『ぅん』や『ぁの』の小文字や『??』は避けた方がしっくりくるかな、と思いました。
店の裏でタバコを吸っていたスーツの男、店長とアキさんの関係など
気になる部分が残されていたので、もう少し深くこの小説の世界を読んでみたいです。