2回目の卒業式

作者ぷりゅねる



それは、たった15分しかない


過去へ帰れる方法。




「…違うんだよっ。何もやり直さない。無かったことにもしないし、誤解を解くわけでもない。何を伝えにく訳でもないの…


それに私が好きなのは…っ」




「…ばかだなぁ。ちゃんと、俺はわかってるよ」






大切なひとの手を離して、私は、あの日へ帰る。