・・・「また、泣いてるの?」
そう僕は泣き虫だったんだ。
「気にすることはないのに。だいじょうぶ」
貴方はいつも自信に満ちていた。
「ほら。お守り」
辛いとき、苦しいとき
ずっと見つめて握りしめた。
いつもいつも
僕の力になりました
貴方がくれたハンカチはもうボロボロだけど
手放すことはできなくて薄いイエローのハンカチ
ずっと想ってはいられないけれど。
言ってはいけないと分かってるけれど。
それでもあと少し・・・
貴方を好きでも
いいですか?