4年前、わたしの世界を変えた彼は、3年前、わたしの世界からいなくなった。触れたら壊れてしまいそうな、脆い約束をひとつだけ残して―。未完です。
高校1年の春、わたしは彼と出会った。
そしてその日から、モノクロだった世界は徐々にその色を変えていく―。
出会ったのは偶然で、恋をしたのは必然。
溺れるというよりも、
きれいな水の底に沈んでいくように。
狂おしく激しいわけじゃなくて、
包み込むように深く穏やか。
繋いだ手は、ずっと欲しかった温もりをわたしに与えてくれたね。
また、逢えるって信じてるから。