地味な女子大生、月絵。泥酔した彼女は、謎の男に抱かれる。金髪、左右で色味の違う瞳、足が長くて、細い。若々しくて貫禄がある。夢みたいな日々、見失った彼を探す日々。
銀色の葉っぱが落ちていく。
くるくる、
くるくる。
手を取って、どこまでも。
アナタは、あたしを見つけてくれた。
今度は、あたしがアナタを探す番。
ねぇ、どこかでこれを読んでたりするのよね?
帰ってきてよ…
アナタの手がなきゃ、
あたしは落ちてるのか
飛んでるのかすらわからない。
だから…
あたしは、今日もアナタを探す。