クリスマスのファンタジー小話
「お兄ちゃん、サンタさん来る?」
「うん、絶対」
「ほんと? 絶対?」
「……うん!」
「うわぁうわぁ、楽しみだなぁ!」
妹を泣かせたくなかった、あの日。
生まれて初めて、【絶対】なんて嘘を吐いた日。
その夜を境に、
───彼女の笑顔と笑い声は、僕の前から姿を消した。
第二回プリン杯作品です。
ファンタジーっぽいのでそれらしいのを嫌いな人は要注意。
修正済み(´ω`)
尚、この作品に登場する団体、個人名は全てフィクションです。