gumi
箱の中の小さな世界で…
序章の入り方から妙に惹かれて読み始めたのですが、これがまた面白い。
描写が丁寧というのでしょうか、文章が細やかで場面が想像しやすく思いました。
主人公の彼女の世界は、暴走族という混沌とした場所で暴力に満ち溢れている。
対して温かく柔らかな世界に触れた彼女は、その場所に居心地の良さを覚えながらも、自分の居る世界から頑なに離れようとはしません。
一体、彼女の何がそこまでさせると言うのか。未だ沢山の謎が付き纏います。
今のところ恋愛要素は見受けられず、人と人との関わりに重点を置いてる模様。
この先、彼女の世界がどんな風になっていくのか、楽しみで仕方ありません。