赤頭巾 第二章

作者

赤頭巾第一章の続きです


小さい頃親に捨てられ、




路上で育った少女




大きくなると、人を殺し




「殺人鬼」となった少女




親や大人たちへの復讐のため、




感情を失った少女は、夜の闇で人を殺す




被ったフードは返り血で赤く染まり、




少女はいつしか、「赤頭巾」と呼ばれるようになった




それは、無邪気な笑顔の赤頭巾ではなく




光を恐れて、闇と共に生きる





感情を失い、復習を誓う赤頭巾だった




すべてを失った赤頭巾は、ただ




復讐だけを誓い




光を閉ざした